50年以上も昔、もみ殻君はこのような薪でお風呂を沸かしていました。
学校から帰宅すると、自宅での私の必須科目でした。
友達に誘われようと、何があろうと風呂焚きは私の義務でした。その時に使っていたのがこのような薪です。
もっとも、高度経済成長時代の事、近所に製材所が多くあり、端材がいくらでも手に入ったため、こんな上等な薪は、母親のご飯炊きの燃料だったかも・・・。
その後、各地の製材所から発生するおがくず(鋸屑)を固めたオガライトが全国に流通しました。
「風呂焚きはオガライトで・・・」と言われるほど、ポピュラーな燃料でした。
やがて、薪もオガライトも斜陽の時期がやってきました。
時代が進んで、海外から原木で輸入されていたものが、加工されて入るようになったため、製材所の多くは廃業してしまいました。
また、山から木材を切り出して、切断して割って、そして自然乾燥させて造っていた薪も、作業者の高齢化や様々な要因が重なって、最近では高価な貴重品?となっているようです。
もみ殻が注目され始めたのが1985年頃からです。
おが屑(鋸屑)が無くても、もみ殻があるじゃないか。
もみ殻は毎年途切れることなく発生するじゃないか・・・・。
もみ殻で造ったモミガライトは、薪造りのように面倒な前工程が要りません。
そこに山積みされているもみ殻を、無造作に機械に入れるだけで即座にモミガライトが出来上がります。
まさにモミガライトはエコな燃料ですな!!