アフリカ、赤道直下のケニアの首都、ナイロビ郊外の田舎町です。
この女性が抱えている3本の木の価格が、日本円で30円程度だそうです。
途上国ケニアでは、中流家庭以上は煮炊きにガスを使っているのですが、郊外の田舎町に住む貧困層はご覧のように山から切り出した雑木?を燃料にしています。
市場に行くと果物や野菜、生活用品のほかにこのような「薪」や木炭も売られています。
皆が買って行きます。
この木炭は2リットルのバケツ一杯が35円だそうです。
このように販売用の薪は売れているそうです、なにしろ他に燃料が無いのですから。
その弊害がでているそうで、ケニアでも最近は水稲栽培すなわちおコメ作りが拡大しています。
木材資源が少ない水田地帯では過剰な伐採のため山の保水力を奪う悪循環が続いています。
法律で禁止されていても伐採が繰り返され、近年では生木まで切られているそうです。
この水田で収穫された稲穂から、もみ殻固形燃料モミガライトを製造し、過剰な伐採を止める役割を果たしてほしいものです。
このモミガライトが環境保護に貢献することを理解して頂けると、ありがたいものです。