2012年6月のアフリカ、ケニアの水田地帯です。灌漑用水路の片側は見事に実った稲穂が垂れていました。
一方、反対側の水田は今から田植えの準備のようでした。
ケニアの気候はおコメの二期作が充分に可能なのですが、残念ながら「水」の安定確保が不十分なため、このような形でおコメ作りをしています。
収穫されたおコメはこうして天日で干します。
小雨が降り始めたら敷物を折りたたんで濡れを防止します。
ここから舞台はアフリカ、タンザニアに移ります、
2012年のケニア、そして13年のタンザニアと、すべてJICAの事業に採択され、調査を進めさせていただいています。手のひらのもみ殻をご覧ください。
日本で見るものと少し形状が違います・・・が、ちゃんと、立派なモミガライトが出来ます。
炭鉱のボタ山ならぬ、もみ殻の山です。
ここまでくると、始末に大変だそうでした。
この大量のもみ殻を使ってモミガライトを製造します。
もちろん地産地消、すなわちアフリカ大陸のもみ殻発生場所で・・・・。
モミガライトがまだ製造されていないアフリカでは、林の中に進入するとこのような光景が多く見られました。
そうです、周辺の樹木を伐採して木炭作りが盛んです。
山に積んだ樹木を泥で覆います。
炭化装置の原始的なものです。
出来上がった木炭はこのようの梱包して、市場などで売られています。
街を歩くと、市民のための食堂が多くあります。
ここでも煮炊き燃料は木炭でした。
これは一般的な市民が使うカマド?です。
どうやらこの形のものが主流だそうです。
もちろん燃料は薪や木炭です。
現地のデモでモミガライト製造実演を行い、出来上がったモミガライトを早速燃やしてみました。
彼が、ワンダフル!!と言ったのか、「ビックリしたな、モー・・・」と言ったのか、現地語のスワヒリ語だったため、確認は出来ませんでしたが、評価してくれたことは確かでした。
この写真だけは日本国内で撮ったものですが、炎が落ちた後のこの炭火状態で、ムシカキ(日本で串焼き)をたくさん焼き、デモの会場に来られた方に大判振る舞いをしたのでした。
☆きっと近い将来、モミガライトがアフリカ大陸で喜ばれる・・・だろうと思い、トロムソは精進してまいります。
林の伐採、地球温暖化防止・・など、諸問題が一気に解決?は無理だけど・・・・。
延べでおよそ一ヶ月の滞在を終えて、機内から沈む夕日に向かって「シーユーアゲイン!!」
ちょっとキザでしたね??
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ご無沙汰しています。
タンザニアは大雨季の真っ盛りで、各地で洪水が起こったり、橋が流されたりして、死者も出ています。大自然の驚異とは言いながら、農民にとっては恵みの雨です。米作地では農民たちは起耕、播種はとっくに終わり、後は雨が続くのを待つだけ(長すぎる雨はめったにない)。
天水に頼る部分が圧倒的に大きいから、二期作を実施している地域は非常に少ないと思います。灌漑設備が整備されていればともかく、伝統的な自然灌漑だと二期作は無理でしょう。皆さんがご覧になったキリマンジャロの日本の援助で完成している近代的な灌漑を利用できる場所でも一期作じゃないですか?
もう1ヶ所ムベヤでご覧になった、やはり日本の援助で作った大規模灌漑地では二期作をするので、その下流地域では水が不足して、ルアハ国立公園なんかでは悲鳴を上げています。
日本と比較すると降水量がだいぶ少ないですから、難しいですね。