皆さま 株式会社トロムソの村上です。 今回の記事は前回の予告通りにマダガスカルへ弊社スタッフ2名が
渡航して行ったグラインドミルのデモンストレーションの内容に関しましてお伝えいたします。
現在マダガスカルではグラインドミルが3台、エッセンシャルオイル製造会社に導入され稼働しております。
グラインドミルがどの様に活用されているのかと申しますと、エッセンシャルオイルを製造する工程でオイルを
精油する工程があるのですが、こちらグラインドミルが導入される前までは山から木を伐採して薪が使用されて
いました。 マダガスカルでは森林減少が深刻な問題となっており、これ以上森林を減らしてはまずい!と言う
ことで、こちらの企業はグラインドミルの導入に踏み切りました。
しかしここでマダガスカルに「もみ殻」があるのか? と思われる方々は多いと思いますが、実はマダガスカル
では稲作が盛んにおこなわれています。 また発生する「もみ殻」の多くは未活用のまま廃棄されている現状が
あるのが現実です。 この様にグラインドミルが活躍する背景は十分にあることが解り、弊社は現在JICAさんの案件化調査と言う案件を実施している最中でございます。
今回マダガスカルに渡航した2名はこちらのJICA事業で行うグラインドミルのデモンストレーション開催に立ち
会うために現地渡航いたしました。 こちらのデモンストレーションは大盛況に終わりまして、現地メディアに
も沢山取り上げられました。 こちらの調査事業は今年度で終了しまして、来年度以降の展開を今回のデモンスト
レーションの反応を見て検討と考えておりましたが、マダガスカルの方々の環境問題(森林減少問題)への関心は
私たちの想像以上に大きい事が解りましたので、弊社の「現地課題解決を図りビジネス~」というモットーがあり
ますので、マダガスカルにグラインドミルを沢山普及していくための次のフェーズを検討していくことになりました。
現地のメディアに取り上げられた記事のURLを以下に添付いたしますのでご覧ください。
新聞・雑誌(オンライン掲載のもののみ)
- https://www.lakroa.mg/item-3028_articles_economie_18-une-machine-de-fabrication-de-combustible-solide-a-base-de-balle-de-riz-est-a-madagascar.html
- Alternative au charbon de bois : Les combustibles à base de balles de riz promus par les Japonais (midi-madagasikara.mg)
- Protection de l’environnement – Briquette de balle de riz alternative au charbon de bois (laverite.mg)
ラジオ
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。 次回は年末のご挨拶と、来年の弊社の営業時間の変更に
つきましてお話しさせていただきます。