山形県河北町の農業法人、天心園さまの新しいビニールハウスです。
この冬、新設されたこのハウスにロケットストーブが入りました。
ロケットストーブ設置は、ほとんどが手作業を必要とします。
セオリーどおりに組み立てていきます。
ただ、ここのロケットストーブは燃焼炉以外、すべてがステンレス製で、耐久性には長けているのだそうです。
黒色の円柱型のものが燃焼炉で、プロパンガスのボンベを使用しています。
すなわち、これも耐久性抜群です。
ハウスの中で完全に組みあがった状態です。
黒い燃焼炉には、モミガライトを50~60kg投入することが出来ます。
エアーの調整次第で、最大24時間の加温能力が可能となるそうです。
装置全体を高くしているのは、燃焼の終わったモミガライト灰を簡単に取り出す工夫がされているからです。
日本列島、南北に長い国ですから、ある地域ではこのロケットストーブだけで機能しますが、厳寒の地では、従来からの石油加温器と併用する必要もあります。
しかし、環境に優しいモミガライトは、案外、化石燃料を押しのける力があることを、今後多くの方に知って頂けるものと思います。
なお、このロケットストーブは、山形県小国町の、小国地産エネルギー研究所で開発されたものです。