マダガスカル

マダガスカル

マダガスカルは生物多様性に富んだ豊かな自然を抱えていることで有名ですが、薪炭利用や農地の拡大などを背景とした森林減少が深刻な問題になっています。トロムソは、マダガスカルで現地の農家や企業と協力してエッセンシャルオイル等の製造を行っているAS PRO SAVA Associationという団体にグラインドミルを納入しています。同団体ではエッセンシャルオイルの精製に使うボイラーの燃料として従来使っていた薪をモミガライトに置き換えることで森林保全に取り組んでいます。

マダガスカルは米の生産が盛んで、モミガライトの原料となるもみ殻を安定して確保することが可能です。元々廃棄物として処理されていたもみ殻を燃料にすることができ、それによって森林伐採を防ぐことができるため、グラインドミルはマダガスカル政府関係者の関心も高く、2019年8月に横浜で開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD 7)では、マダガスカルのラジョエリナ大統領およびミアリー大統領夫人がトロムソブースを訪問され、マダガスカルへのグラインドミル導入に強い意欲を示されました。