プランターで生育している花や野菜、培土はすべてもみ殻です。
詳しく言えば、「すり潰しもみ殻」です。
もみ殻固形燃料モミガライトの製造機械グラインドミルが、今、新たな用途で注目されています。
写真のようにグラインドミルの排出口から出てきたもみ殻が、注目の「すり潰しもみ殻」です。
吸水性、保水性を高め、通気性を保った状態のもみ殻を「すり潰しもみ殻」と呼んでいます。
上記の写真にあるように、野菜や花の生育に使えます。
さて、今からは水稲用育苗に「すり潰しもみ殻」を培土として使った事例です。
ご覧のように何の問題も無いように生育しています。
しかしながら、床土および覆土の両方をすり潰しもみ殻で賄うとして、少し問題があります。そこで多くの方々は、写真のように安全安心を求めた方法、すなわち覆土だけは、重量のある市販の粒状培土が使われているのが現状です。
床土、覆土の両方をすり潰しもみ殻でやると、苗の生育初期にこのように、すり潰しもみ殻覆土を持ち上げることがあります。
そんな時にはシャワーで落としてしまうのですが、それが面倒だ・・・・そうです。
したがって、ここ数年は、覆土に関しては、市販の粒状培土を使われているようです。
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まとめです。
アバウトな計算ですが、床土、覆土の両方を市販の粒状培土を使うと、資材費が80円。
床土をすり潰しもみ殻、覆土を市販粒状培土で仕上げると、30円。
半分以下の資材費で済みます。
すり潰しもみ殻は、製造過程で高熱が発生するため、雑菌および雑草の種子を滅亡させてしまいます。
生育中の苗箱から、雑草の芽が出ることも無く、気持ちよく田植えの出来る苗に育ちます。