田植えの準備が気になり始めました

これは床土にすり潰しもみ殻、覆土に既成の粒状培土を使った苗床です。

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これは、全国的に普及している粒状培土を使用した苗床です。

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そろそろ3月の下旬です。
早い地方では4月末ころからの田植えのために苗床を作り始めます。
トロムソでは2009年から、すり潰しもみ殻100%で既製品の粒状培土に代わる苗床が出来ないかと考え、地元の広島県立農業技術センターに相談し、その試験を始めて頂きました。
田植えシーズンばかりでなく、寒い12月にもハウス内を暖房して頂き、試験を繰り返しました。

なにぶんにもトロムソ社内に農業分野に長けたスタッフがいないため、すべては専門家に「おんぶにだっこ」状態ですが・・・・。
昨年も北は青森県から南は九州宮崎県までの各地で、すり潰しもみ殻100%での苗床作りにトライして頂きましたが、残念ながら100%使用のすり潰しもみ殻苗床は、まだまだ開発段階だと感じました。

前述の床土にすり潰しもみ殻、覆土に既成の粒状培土を使用された方は、大半が満足され、普通に田植えをされたようです。
いかがですか・・・・・
今シーズン、皆様もトライしてみませんか?
現在、すり潰しもみ殻の供給基地として石川県七尾市の中出設備工業様からの発送を考えています。
可能な限り安価な「すり潰しもみ殻」をお送りします。
ただ、送料だけは各自ご負担をお願いする予定です。

東北地方では昨年の大地震、そしてそれに伴う原子力発電所の事故などから、粒状培土の入手が価格的にも量的にも困難な状況だと聞いています。
安価な苗床をぜひ、すり潰しもみ殻で試験を始めてください。