PLAを活用した農業実証実験開始-緑を育てる分野への挑戦-

ブログ担当の村上です。 ブログの更新が少なく申し訳ございません。 弊社の決算も無事終わったと思えば、新年度の補助金申請ラッシュで手が回りませんでした・・・

 

さて申請し採択されました補助金で今年度、弊社が新たに取り組むこととなる新案件を皆様にお知らせしたいと思います。

広島県から採択されました「令和3年度広島県環境・エネルギー産業集積促進補助金」を活用し弊社はベトナムを実証国といたしまして、東レ(株)様が開発しましたPLA(ポリ乳酸繊維)とバイオ炭を活用した新しい農法の実証事業を実施いたします。

以下URLはこれまでの取り組みとなります。

https://cs2.toray.co.jp/news/toray/newsrrs01.nsf/0/8E0CCA496712A16A49257D0E001BCB01

https://adaptation-platform.nies.go.jp/private_sector/database/opportunities/report_028.html

昨年、PLAを活用した砂漠化緑化のメカニズム(プロセス)の特許を東レ(株)様から譲渡いただきまして、弊社はPLAを活用し砂漠化緑化及び農業不適格地での農業など様々な新事業を検討いたしました。

 

本補助金では社内及び日本国内の大学(乾燥地農業の有識者)とベトナム中部にあります現地の農業大学また現地農業法人とコンソーシアムを組み、農業不適地でPLAを活用し農業の実証事業を行うこと、また従来の農業は並行におこなうことが常識でありますが、PLAを活用し垂直農業にもチャレンジいたします。 またPLA内部にはバイオ炭を充填しCO2の固定を行い、更にはクレジット化までを将来的には考えています。

 

 

トロムソは創業以来グラインドミルを製造販売しモミガライトを生産することにより、森林保全(森林を守る)をテーマに事業を進めてきましたが、今後は新たな事業の柱としまして「緑を育てる」分野に挑戦いたします。

 

次回はセネガルでの砂漠化緑化事業についてお話しさせていただきます。