今から田植えのお話???

お正月の雑煮はいかがでしたか?
全国各地で様々なお雑煮を召し上がった皆様も、さぞかし「もう結構!!」と言われる方が多いのでは・・・。
今年も雪が多いのでしょうか?
そんな時期に「田植えのお話」です。
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この写真は昨年8月の広島県地方の田んぼの光景です。
今見ると、一味違った雰囲気です。
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稲刈りが済むと必ず現れるのがこのもみ殻!!
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全国どこに行っても見ることのできる「もみ殻の山」です。
ここ数年来、このもみ殻が「厄介者扱い」される事例が急速に増えています。
1農業新聞広告写真

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そこで今日はもみ殻が、水稲用苗床作りの倍土となるお話です。
もちろん、もみ殻そのままでは吸水性や保水性が発生しません。
「グラインドミル」という機械で、擂り潰す(すりつぶす)ことにより、それが可能です。
写真は、床土も覆土も両方を擂り潰しもみ殻を使ったもの、そして床土は擂り潰しもみ殻、覆土は市販品の粒状倍土を使ったものの2種類です。
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2009年の春先、地元の広島県立農業技術センターに相談したのがきっかけで、以後、継続して開発を進めています。
今では、すり潰しもみ殻を使った苗床つくりは、北は青森県、南は宮崎県まで、多くの稲作農業家で実施されています。
聞くところによると、床土は「擂り潰し籾殻」覆土は「市販粒状倍土」の組み合わせでやられているところがほとんどで、「今年はもっと多く作るよ!!」と言われています。
近い将来、「苗床つくりは我が家のもみ殻で・・・・」が合言葉に・・・なるかな??